会社を設立した後に問題となるのが、会社を動かす、事業を動かすための資金です。また、新規企業でなくても、事業拡大のために資金は必要になってきます。そこでよく活用されるものが、「融資」、「創業融資」です。これらは主に銀行などの金融機関からお金を借りて、そのお金で事業を回していくことになります。融資を受ける際には、もちろん審査が伴ってきます。その審査でのポイントと融資対応で税理士を使うメリットについて説明いたします。

〇融資の審査ポイント
融資を受ける際に、ポイントとなってくることが「返済能力」と「返済できなかったときの担保」です。銀行はお金を貸すだけではなく、利子をつけて返してもらうところまでが重要になってきます。そのため、貸したお金がしっかりと返ってくるかということをまずは重点に置きます。返済能力を見るために重要視されることが、「会社の利益」、「過去の借入」、「純資産の額」というところです。利益が出ていないと、そもそも返済は不可能ですし、過去の借入を頻繁に行っている会社は返済できていればまだいいものの、銀行からしたら不安材料の一つとなります。

また、純資産としてどのくらいの資産を持っているかも重要です。同じ利益が出ていたとしても、純資産が大きい方が万が一の時の担保が大きいため、銀行としても安心材料になります。

それでは、融資対応を税理士に依頼することでどのようなメリットがあるのでしょうか。

〇融資対応を税理士に依頼するメリット
融資対応を税理士に依頼することで、主に次のようなメリットがあります。

・決算書などの信頼性が増すため、金融機関として安心材料となる
銀行は決算書を見たところで、その決算書に嘘が紛れている、架空計上が紛れ込んでいる可能性も考えます。しかし、税理士が入っていることによって、第三者が見ている信頼のできる決算書とみることができるため、銀行からの信頼が上がります。

・銀行はここを見るということを事前に対策できる
銀行が見るところはある程度定型化されている場合が多く、決算書で信頼が得られないようであれば、事業計画書で信頼を勝ち取る他ありません。銀行がここを見るであろうというところを事前にチェックし、銀行からも信頼できるような審査書類の作成を事前に行うことが可能です。

かがわ税理士事務所では藤沢市を中心に、横浜市、大和市、鎌倉市、茅ヶ崎市、寒川町など神奈川県内で「確定申告」、「自計化」、「相続税」などに関する税務相談を承っております。「創業融資」に関してお困りのことがございましたら、お気軽に当事務所までお問い合わせください。